インターハイの悔しい敗戦から、選手たち自らはビデオを観て反省会を開き、男子とのゲームも行って臨んだ皇后杯の初戦。ケガ人などでメンバーを欠きながらも、モチベーションは高く持ってキックオフ。
　対戦相手が決まってから、なんとなく格上で気後れしているのが心配だったが、キックオフと同時に中2左MFが積極的に仕掛けていきなりのビッグチャンスを作る。その後も良い天気にも後押しされたのか、歴代でも最高の立ち上がり。そして、前半5分に得たCKのチャンス、ボランチからの良いボールがエリア内に入り、こぼれてたところにFWが鋭く反応。左足で放ったシュートは相手DFに当たったが、勢いで勝ったボールは弧を描いてゴール！立ち上がりの勢いそのままに、最高のスタート。
　その後もチャンスメイクは確実に上回り、明らかに相手の方がやりづらそうな流れに。ただ、相手チームの得意技なのか、落としたボールをDFが大きく蹴り込んでくる嫌な展開。引水タイムでも、そのプレイへの対応を確認する。しかし21分に、ハーフライン少し後ろからDFが大きく蹴り込んだボールがゴールに伸びる。GKも反応したが、頭を越えて同点ゴール。
　31分には、PA内のボールに対応したプレイがハンドを取られてPKを与えてしまう。しかし、GKのプレッシャーもあったのかシュートはポストに当たり跳ね返る。これが相手に渡ってしまいミドルシュートをゴール右隅に決められて逆転。2失点ともに崩されての失点ではないだけに、非常にもどかしいゲーム。
　ハーフタイムでも、全くやられていなくて自分たちの方が良いサッカーをできていることを共有し、より気持ちを高めて後半に。すると、相手の精度が落ちたのもあるだろうが、ロングボールを楽に放り込ませないプレイが機能する。全員がとても集中して、暑さを感じさせない熱いプレイを続ける。
　それでも、後半32分に再びハーフライン付近から、ロングボール気味のシュートがGKの頭を越えての失点。ただこれは同点ゴールを取りに行っての失点だから仕方がない。疲れがピークのアディショナルタイムには、初めてDF裏のスペースに通されたパスを中に折り返されて、中でフリーの選手に4点目を決められる。
　スコアは1-4だったが、負け惜しみになってしまうがサッカーの内容的には勝っていたと言いたい。だが、トーナメントの難しさで、そういうチームが勝ち進むのだと勉強になった。同時に、自分たちがやっているサッカーが充分に1部リーグのチームにも通用すること。高3がいないから、このチームで1年間成長できる自信を深めることができた素晴らしい試合になった。試合後の選手たちの、下を向かずに晴々とした顔を見て、改めて2部リーグで勝っていけるイメージを持つことができた。
　本日も多くの保護者の皆さま、OGたちの応援で良いゲームができました。本当にどうもありがとうございます。1年間の成長への引き続きの応援をよろしくお願いします。

                                                                                                     photos by Sakaki

カリタス中高文化祭に、何年かぶりに招待してもらいフットサル交流戦。繋がりが続いていることに大いに感謝したい。
　中学・高校でそれぞれ1チームずつ作り、8分と10分を3,4ゲーム行った。スタートは立て続けにゴールを奪えたが、さすがに相手はフットサル部だけあって対応をされて、次第にゴールが遠くなり失点も増え始めた。
　終わってみれば、合計の得失点ではおそらく勝利をしたのだが、気持ち的にはやられてしまった感が残る試合になってしまった。
　それでも、試合後には自然と学年ごとに相手選手とも言葉を交わすことができ、中高生らしさを垣間見せた瞬間があった。
　完全アウェイな中での試合という貴重な体験ができ、普段はチーム内でしか戦えないフットサルだが、対戦相手があってのプレッシャーを体感することができて素晴らしい経験になった。このようなチャンスを与えてもらい、改めてありがとうございます。来年度もぜひ、チャレンジさせてもらいたいです。ありがとうございました。